「住宅営業に興味はあるが、まだ誰にも相談していない」——その段階でエージェントに登録すると、
準備がないまま求人を次々に勧められ、比べる軸がないので断れないという状態になりがちです。
人材紹介の会社を運営している立場から言うと、相談前に3つだけ準備してから来る人は、面談も選考も短く済み、入社後の後悔も少ない。
この記事は、住宅営業への転職を「考え始めた」人が、誰かに相談する前に一人でできる準備をまとめたものです。
準備1:転職理由と「住宅営業で何がしたいか」を1行にする
エージェントの面談で最初に聞かれるのは「なぜ転職するのか」「なぜ住宅営業か」です。
ここが曖昧だと、担当者の判断で求人が選ばれます。先に自分で1行にしておきます。
| 書き方 | 例 |
|---|---|
| 今の不満(事実だけ) | 販売台数は店舗1位だが、歩合の上限があり年収が450万で頭打ち |
| 住宅営業でやりたいこと | 一組の家族に半年かけて提案し、契約単価が大きい商品で成果に応じた報酬を得たい |
| 譲れない条件 | 土日出勤は可、転居は不可、年収は入社時450万以上 |
「年収を上げたい」だけでは、歩合の高い会社をひたすら勧められます。「何を売る仕事なら続けられるか」まで書けると、注文住宅・建売・リフォームのどれが合うかを自分で判断できます。
準備2:職務経歴書のたたき台を作り、数字を集める
相談前に完成させる必要はありません。数字を集めておくことが目的です。
住宅営業の採用担当が見るのは、次の3種類の数字です。
- 成約の数(販売台数・契約件数・成約組数)と、店舗内の順位や平均との差
- 単価と付帯(1件あたり粗利、ローン・保証・オプションの付帯率)
- 紹介・リピート(管理顧客数、紹介経由の成約数、継続率)
異業種の数字をどう置き換えるかは 異業種から住宅営業へ|職務経歴書で前職の数字をどう置き換えるか にまとめています。
たたき台は無料ツールで10分あれば作れます。完成した書類は住まキャリ代表・宮沢光平が人として添削します(週3件・無料)。
エージェントに相談する前に、自分の書類がどう読まれるかを知っておくと、面談で主導権を持てます。
準備3:年収と働き方の「許容ライン」を決める
住宅営業の年収は基本給+歩合で、会社によって内訳が大きく違います。
相談前に、次の3点だけ自分で決めておきます。
| 項目 | 決めておくこと | 理由 |
|---|---|---|
| 入社時の最低年収 | 基本給ベースでいくら必要か | 歩合込みの「想定年収」で比べると、初年度の手取りを見誤る |
| 休日の形 | 火・水休みでよいか、土日休みが要るか | 住宅営業は展示場の都合で平日休みが多い |
| 通勤・転居 | 転居可否、通える範囲 | 営業所配属で希望と違うエリアになることがある |
年収の相場と内訳は 住宅・不動産業界の年収相場|職種別(基本給+インセンティブ)の目安と上げ方 を、
実際の求人の年収帯は 住まキャリ 住宅営業の求人一覧 を見ておくと、面談で「相場より高いか低いか」を自分で判断できます。
準備ができたらエージェントに何を聞くか
- 「この求人の初年度の実績平均はいくらか」:想定年収ではなく、入社1年目の人の実際の数字。
- 「6ヶ月以内に辞めた人の理由」:会社の売り方と自分の売り方が合うかが分かる。
- 「紹介実績の中で、私と同じ前職の人はどう評価されたか」:異業種からの通過率が分かる。
答えが曖昧なエージェントは、その会社の中身を知らない可能性があります。
よくある質問
準備が終わる前にエージェントに登録しても問題ありませんか?
登録自体は問題ありません。ただ、準備1と2が無いまま面談に入ると、担当者の判断で求人が選ばれます。1行の転職理由と、数字のメモだけは先に用意することを勧めます。
職務経歴書は誰かに見てもらったほうがいいですか?
見てもらったほうがいいです。自分では「実績がない」と思っている接客数や付帯率が、住宅営業の採用担当には十分な実績として読まれることがあります。住まキャリの履歴書・職務経歴書メーカーで作成した書類は、完成後に「人の添削に出す」から代表が読んでお返しします。求人の押し売りはしません。
相談したら必ず応募しないといけませんか?
いいえ。住まキャリでは、添削や相談のあとに応募するかどうかは本人が決めます。求人のご案内は希望した場合だけです。
まとめ
- 転職理由と「住宅営業で何がしたいか」を1行にしてから相談する。
- 職務経歴書は完成させなくていいが、数字は集めておく。人に見てもらうと自分の強みが分かる。
- 年収は基本給ベースの最低ライン、休日、転居可否を先に決める。
準備2はここから10分で始められます → 無料で職務経歴書のたたき台を作る(人の添削つき)



