
「派遣社員として働きたいけれど、給料の仕組みがよくわからない」
「時給と月収ってどう計算されるの?」
そんな疑問や不安を抱えていませんか?
正社員と違って、派遣の給料は「時給」で提示されることが多いため、具体的にどれくらい稼げるのか、生活設計が立てられるのか、イメージしにくいですよね。特に派遣という働き方に関心を持ち始めたばかりの初心者の方にとっては、最初の大きなハードルかもしれません。
ご安心ください。この記事では、派遣社員の給料がどのように決まるのか、正社員との違い、時給から月収をシミュレーションする方法まで、基本の「キ」からシンプルに、かつていねいに解説します。
この記事を読めば、派遣の給料の仕組みがクリアになり、あなたにぴったりの働き方を見つけるための一歩を踏み出せるはずです。「派遣の給料」に関する疑問を解消して、安心して新しいキャリアをスタートさせましょう!

派派遣社員の給料は、正社員とは異なり、主に「時給」をベースに考えます。
この点が、派遣という働き方の最大の特徴の一つであり、給料を考える上でのスタート地点になります。
派遣社員の給料は、基本的に時給制です。つまり、「働いた時間」に対して給料が支払われます。
時給制の基本的な特徴
正社員の場合、給与の支払元は実際に働く企業(就業先)です。一方、派遣社員の雇用主は派遣会社であり、給料の支払いも派遣会社から行われます。
実際に働く企業(就業先)から派遣会社へ「派遣料金」が支払われ、その中から派遣会社が時給として派遣社員へ給料を支払うという流れです。
このため、給料に関する交渉や相談は、就業先ではなく、登録している派遣会社の担当者と行うことになります。
派遣社員の時給制と、正社員の月給制・年俸制には、以下のような違いがあります。
| 比較項目 | 派遣社員(時給制が多い) | 正社員(月給制・年俸制が多い) |
| 給料の基本単位 | 時給 | 月給・年俸 |
| 月収の安定性 | 労働時間によって変動しやすい | 比較的安定している(欠勤しても日給・月給から控除される仕組み) |
| 賞与(ボーナス) | 基本的になし(※例外あり) | 支給されることが多い |
| 昇給 | 契約更新時などに時給が見直される | 定期的な昇給制度があることが多い |
| 手当 | 交通費は原則支給される(※後述) | 住宅手当、扶養手当など各種手当が充実していることが多い |
派遣社員は、手当や賞与がない分、提示される時給は同等の仕事をする正社員の日給・月給を時間換算したものより高めに設定されている傾向があります。

派遣社員の給料の核となるのが「時給」です。この時給が、あなたの月収を左右する最重要ポイントになります。
時給を決定する最も大きな要素は、担当する職種や業務内容の専門性の高さです。
あなたの過去の職務経験やスキルも、時給に大きく影響します。
働く地域によっても、時給相場は大きく異なります。
一般財団法人日本人材ビジネス協会が発表した「派遣社員の平均賃金(時給)」を見ても、関東・東海・関西の三大都市圏は、それ以外の地域に比べて時給が高い傾向にあることがわかります。
参考:2025年9月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査【三大都市圏(首都圏・東海・関西)】 – JBRC ジョブズリサーチセンター
派遣社員の時給は、派遣会社が派遣先企業からもらう「派遣料金」から、派遣会社のマージン(手数料)を差し引いた残りとなります。
派遣料金全体に占める派遣会社の利益や運営費(社会保険料、有給休暇費用、福利厚生費、教育訓練費など)の割合を「マージン率」と言います。
マージン率は会社によって異なりますが、マージン率が高いからといって必ずしもあなたの時給が低いわけではありません。マージンには、あなたの社会保険料や教育訓練費なども含まれており、手厚いサポートの資金となっている場合もあるからです。

派遣社員として働く際、最も気になるのが「結局、毎月どれくらいの収入になるの?」という点でしょう。時給制の派遣社員の月収は、以下の計算式でシンプルに求めることができます。
月の労働時間は、「1日の労働時間 × 月の出勤日数」で計算できます。
正社員と同じように「週5日、1日8時間勤務」で働く場合の月の労働時間目安は、約160時間です。
| 働き方 | 1日の労働時間 | 1週間の労働時間 | 月の平均労働時間(※) |
| フルタイム | 8時間 | 40時間 | 約160〜176時間 |
| 時短(一例) | 6時間 | 30時間 | 約120〜132時間 |
※月の平均出勤日数を20〜22日で計算した場合の目安です。
週5日、1日8時間勤務(月平均160時間)で働いた場合の月収目安をシミュレーションしてみましょう。
| 時給 | 月収目安(160時間の場合) |
| 1,300円 | 208,000円 |
| 1,500円 | 240,000円 |
| 1,700円 | 272,000円 |
| 2,000円 | 320,000円 |
このように、時給が数百円違うだけで、月収には数万円の差が生まれます。
派遣の月収は労働時間で変動するため、収入を安定させたい初心者の派遣社員の方は、以下の点に注意して仕事選びをしましょう。

派遣社員の給料を考える上で、時給や月収だけでなく、社会保険や交通費などの待遇面も正しく理解しておくことが大切です。
2020年4月に施行された「同一労働同一賃金」により、派遣社員にも正社員と不合理な差を設けてはいけないことになりました。これにより、交通費の扱いが大きく変わっています。
ただし、派遣会社によっては「交通費を時給に含めて支払う」としている場合もありますので、求人情報や契約時に必ず確認しましょう。
以下の条件を満たす場合は、派遣社員でも社会保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)に加入する義務があります。
社会保険に加入することで、将来受け取れる年金が増えたり、病気や怪我で働けなくなった時の保障が受けられたりするため、フルタイムで働く場合は必ず加入することになります。保険料は給料から天引きされます。
派遣社員も、一定の要件を満たせば有給休暇を取得できます。
フルタイム(週5日)勤務の場合、6ヶ月後に10日間の有給休暇が付与されます。有給休暇は、給料が支払われる休暇ですので、安心して取得できます。

派遣社員として働くからには、少しでも高い給料を目指したいですよね。ここでは、派遣社員が給料アップを実現するための具体的な方法をご紹介します。
前述の通り、時給は専門性によって大きく左右されます。
同じ職種での経験年数や、具体的な実績は、時給交渉において強力な武器になります。
給料アップを最優先したい場合は、思い切って時給相場の高い職種やエリアでの仕事を探すのも一つの手です。
派遣社員が給料交渉をする際は、派遣会社を通じて行います。
派遣という働き方は、時給制だからこそ、自分のライフスタイルに合わせて労働時間を調整し、給料とプライベートのバランスを取りやすいのが大きな魅力です。
多様な働き方が広がる中で、「派遣社員でも自宅で働けるの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
結論から言うと、派遣社員でも在宅勤務(リモートワーク・テレワーク)は可能です。
職種や企業によって異なりますが、IT系や事務系、コールセンターなど、パソコンとインターネット環境があれば可能な業務で、在宅勤務の求人は増加傾向にあります。
在宅勤務ができる場合、通勤時間や交通費の節約にもなり、実質的な「手取り」の満足度が上がることもあります。
参考:派遣社員の意識・就労実態調査(2024年版)|マイナビキャリアリサーチラボ

派遣の給料の仕組みや、時給・月収の関係について理解が深まりましたか?最後に、具体的な業界や職種に触れつつ、派遣の可能性についてお伝えします。
実は、住宅業界でも派遣社員は多くの企業で活躍しています。例えば、以下のようなポジションがあります。
専門性の高い職種でキャリアを築きたい、人気の住宅業界で働いてみたいという方は、派遣という選択肢を検討してみるのも良いでしょう。
「住宅業界は専門的で難しそう…」
「私は事務経験しかないけれど大丈夫?」と感じる必要はありません。
「住まキャリ派遣」は住宅業界に特化した派遣会社でもありますが、住宅業界以外の多くの派遣の仕事も取り扱っています。
あなたのこれまでの経験やスキル、希望する働き方を丁寧にヒアリングし、最適な仕事を紹介してくれます。まずは気軽に相談してみることで、あなたの可能性が広がるかもしれません。

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この記事では、派遣社員の給料がどのように決まるのか、時給と月収の関係を中心に解説しました。
派遣という働き方は、給料の仕組みを正しく理解し、自分のライフスタイルに合った労働時間を選ぶことで、自分らしい働き方を実現できる強力な手段です。疑問や不安を解消し、前向きな一歩を踏み出しましょう。
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