信和グループの年収は?施工管理は所長で800万〜1,200万円

「信和グループの年収は高い?」
「施工管理で入ると、いくらもらえるの?」

信和グループは、大阪を中心にマンションの建設や開発、管理を手がける会社のグループです。上場していないため、平均年収は公表されていません。ネットで調べても推定の数字しか見つからず、迷う人も多いでしょう。

そこで頼りになるのが、グループの公式の求人です。会社と職種、役職ごとに年収の幅が示されていて、施工管理の所長の求人は800万〜1,200万円でした。若手の施工管理は400万〜550万円で、役職が上がるほど幅も上がっていきます。

この記事では住まキャリの求人データも交えながら、会社ごとの年収と施工管理の給与、働き方を解説していきます。

目次

信和グループの年収は会社と職種で決まる|平均年収は公表されていない

信和グループは上場していないので、有価証券報告書のような平均年収の開示がありません。採用サイトにも、平均年収は載っていませんでした。

一方で、公式の求人には会社と職種、役職ごとの年収の幅がそろっています。どの会社のどの職種に応募するかで、年収の水準が大きく変わるグループと考えておきましょう。ネットで見かける平均の推定値は根拠が示されていないので、目安には向きません。

信和グループの会社概要

項目内容
グループ名信和グループ(持株会社は信和ホールディングス株式会社・非上場)
創業1892年(明治25年)。信和建設の設立は1959年
本社大阪市中央区南船場(東京支店あり)
従業員数960名(グループ会社16社・2024年時点)
主な事業建設、不動産開発、不動産販売、仲介・管理、ホテル、温浴、介護施設、駐車場など
グループの売上高1,054億円(2025年・各社の売上高の単純合算)

参考:会社概要/事業領域|信和グループ 新卒・中途採用サイト

グループの主な会社

求人は、グループの会社ごとに出ています。住宅・不動産の仕事に関わる主な会社は、次のとおりです。

会社役割
信和ホールディングスグループ全体の経営・経理などの管理部門
信和建設マンションやホテルなどを建てる建設会社(ゼネコン)
信和不動産土地を仕入れて開発するデベロッパー
信和不動産販売新築の分譲マンションの販売と、不動産の仲介
信和コミュニティ賃貸・分譲マンションやビルの管理、仲介店舗「みつけや本舗」
新都計画マンションなどの設計

このほか、東京の建設会社の大神田建設や、ホテルと温浴施設を運営する信和ホテルズなどがあります。求人名の先頭には【信和建設】のように会社名が付いているので、応募先はそこで確かめられます。

賃貸マンションの建設から、開発・管理まで手がけるグループ

信和グループは、工務店から始まり、賃貸マンションの建設を軸に事業を広げてきました。今では土地の仕入れから建設、販売、管理までをグループの中でつないでいます。

明治25年の工務店から始まった

グループの始まりは、1892年に兵庫県豊岡市で開いた斉藤工務店です。1922年に大阪へ拠点を移し、1959年に三代目が信和建設を立ち上げました。

2000年代には賃貸マンションの建設で実績を重ね、近畿の着工・竣工戸数で上位に入っています。2009年に建設会社の不動産部門を分け、今の信和不動産が生まれました。2021年に管理の信和コミュニティ、2024年に販売の信和不動産販売をつくり、自社で手がける範囲を広げています。

自社で開発し、建て、管理する

信和建設の営業の求人によると、グループで開発する建物の約7割は、自社ブランド「スプランディッド」の賃貸マンションです。ほかにも分譲マンション「ドルチェヴィータ」やホテル、有料老人ホームなどを手がけています。

信和不動産が土地を仕入れて新都計画が設計し、信和建設が建てます。完成した建物は、信和コミュニティが管理する流れです。採用サイトでは、グループの売上高が13年で10倍に伸びたと紹介していました。新卒の採用も、2023年の9人から2027年は41人の予定まで増えています。事業と人を増やしている時期のグループといえます。

施工管理の年収は役職で400万〜1,500万円

信和建設の施工管理の求人は、役職ごとに分かれていて、年収の幅がはっきり示されています。

施工管理の求人の年収

求人(信和建設)年収応募の条件(必須)
若手育成(第二新卒歓迎・大阪・東京)400万〜550万円RC・S造の新築の施工経験1〜3年ほど、または何らかの現場経験
次席(大阪・東京)600万〜800万円RC・S造の新築の施工経験3年以上
所長(大阪・東京)800万〜1,200万円RC・S造の施工管理経験5年以上、40歳以上は1級建築施工管理技士
管理職候補(大阪・東京)1,000万〜1,500万円RC・S造の施工管理経験5年以上、40歳以上は1級建築施工管理技士
改修工事の施工管理(大阪)500万〜800万円施工管理の経験5年以上

参考:信和グループの求人一覧

現場で次席から所長に上がると、年収の幅は200万円ほど上に動きます。管理職候補では下限が1,000万円です。若手育成の求人は、固定残業代と年2回の賞与を含めた想定年収でした。ほかの求人の月給にも、30時間分の固定残業代が含まれ、超えた分は別に支払われます。施工管理の個別相談会の案内では、固定残業代の時間を係員から次席で10〜30時間、所長で35時間としていました。所長の経験がない若手は、スキルマップに沿って現場で教わりながら育つ流れです。

所長は経験5年以上、40歳以上は1級が必須

所長と管理職候補の求人は、鉄筋コンクリート造か鉄骨造の施工管理の経験が5年以上必要です。40歳以上の人は、1級建築施工管理技士の資格も必須になっています。年齢が上がるほど、資格の有無で応募できる求人が変わる点に気をつけましょう。

施工管理の採用サイトでは、グループの工事はすべて元請けで、1つの現場に正社員を2人以上置くと説明しています。購買や事務は専門の部署が担当するため、現場の管理に集中しやすい体制です。重点管理手当(月10万円)や、成長の段階を見える形にしたスキルマップも紹介されていました。

キャリアアドバイザー 小竹
所長の求人は800万〜1,200万円と幅が広いです。担当してきた建物の規模や棟数を具体的に伝えると、幅のどこで提示されるかが変わりやすいですよ。

営業・管理・設計の求人の年収

施工管理のほかにも、グループの各社が中途の求人を出しています。会社によって年収の幅は大きく違います。

不動産と建築営業の求人

求人会社年収
不動産の仕入れ・開発・売却(大阪)信和不動産400万〜1,000万円
用地の仕入れ・権利の調整(大阪)信和不動産500万〜1,000万円
土地活用の営業(管理職候補・大阪)信和建設600万〜1,200万円
土地活用の営業(プレイヤー・大阪)信和建設400万〜700万円
新築分譲マンションの販売(大阪)信和不動産販売380万〜500万円

デベロッパーの信和不動産では、土地の買い取りや立ち退きの交渉などを担当します。開発するのは、マンションやホテル、介護施設が多いそうです。求人票には、オーナーである社長に担当者が直接購入を提案できるため、大手より決裁が早いと書かれていました。仕入れの営業の仕事は、不動産仕入れ営業の記事で詳しく解説しています。

信和不動産販売の仲介営業は、未経験の人には入社後1年間、400万円以上の年収を保証する条件でした。2年目以降は成果に応じた支給で、インセンティブもあります。

管理・設計・事務の求人

求人会社年収
分譲マンションの管理フロント信和コミュニティ450万〜800万円
オフィスビルの管理・リーシング信和コミュニティ450万〜600万円
賃貸管理などの事務信和コミュニティ350万〜600万円
意匠設計(大阪)新都計画500万〜700万円
積算(大阪)信和建設500万〜700万円
経理信和ホールディングス450万〜700万円

経理の求人の月給は32万8,000円〜51万6,000円で、20時間分の固定残業代4万5,000円を含みます。管理や事務の求人も、20時間分の固定残業代を含むものが多く見られました。

管理の信和コミュニティの求人は、350万〜800万円の範囲に入っています。分譲マンションの管理は14の管理組合を受けていて、グループの開発で1〜2年後に4〜5棟増える見通しと書かれていました。施工管理や開発の上位の役職と比べると、上限は低めです。管理の仕事は、建設や開発ほど1件の金額が大きくないためと考えられます。

賞与は年2回、表彰で最大200万円

賞与は年2回(6月・12月)、昇給は年1回(1月)です。経理の求人では昨年度の賞与の実績を2か月分、東京の建築営業の求人では2.5か月分と書いていました。

採用サイトには、成果を出した社員を表彰する制度も載っています。年間MVPは200万円、優秀社員は100万円、敢闘賞は50万円です。毎月の表彰でも、MVPに20万円、社長特別賞に10万円が出ます。賞与の月数と表彰の実績を、面接で確かめておきましょう。

新卒の初任給は27万円

2027年入社の新卒の初任給は、大卒・大学院卒・高専卒で27万円の予定です。この額には10時間分の固定残業手当が含まれます。専門学校・短大卒は23万8,000円で、住宅手当や家族手当も別に支払われる条件でした。資格を取る人を後押しする制度もあり、一級建築士に受かると100万円が支給されます。新卒の採用は2024年13人、2025年19人、2026年25人と増えてきました。

参考:新卒採用募集要項|信和グループ 新卒・中途採用サイト

住まキャリの求人と比べると

住宅・不動産業界のほかの会社の求人とも比べてみましょう。住まキャリに掲載中の求人から近い職種の年収の幅を集計すると、次のとおりです。

職種想定年収の下限(中央値)上限(中央値)最高提示額
施工管理450万円650万円1,500万円
不動産開発430万円800万円3,000万円

※住まキャリ掲載求人を参考にした数値(2026年10月時点)

信和建設の次席の求人(600万〜800万円)は、施工管理の上限の中央値650万円を下限から上回ります。マンションやホテルの新築現場の経験があれば、業界の中でも高めの水準を狙える求人でしょう。施工管理の年収の相場は、次の記事で詳しく解説しています。

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施工管理の年収679万円を突破!市場価値を上げ転職で増やす道 施工管理は稼げるというイメージですが、実際の平均年収はどれくらいでしょうか?年収が高い理由や1000万円超えするポイントもまとめて解説します。

信和グループの求人は、住まキャリにも掲載されています。自分の経験でどの会社のどの役職に応募できるかは、求人票だけでは分かりにくいでしょう。住まキャリのキャリアアドバイザーに相談すると、経験に合う求人と年収の目安を確かめられます。

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働き方は土日休みが原則、年間休日124〜125日

信和建設の施工管理は、土日と祝日が休みの週休2日制が原則です。土日のどちらかに出勤した場合は、翌週の平日に振替の休みを取ります。年間休日は求人によって124日か125日で、働く時間は8時から17時30分(休憩90分)です。

大阪の現場は大阪市内と京阪神がほとんどで、自宅から通える範囲が中心と書かれています。東京の現場は、23区内と神奈川が中心です。基本は現場への直行直帰で、本社に戻るのは月1回の会議などです。新卒の採用ページでは、転勤はほとんどないと答えていました。

施工管理の採用サイトには、信和建設の本社の工事部の数字が載っています。平均の残業は月19.8時間、有給休暇の取得は平均10.8日、定着率は92.7%です。中途で採用した人の割合は全社で72%で、転職して入る人が多い会社です。採用サイトの福利厚生のページでは、平均残業時間16.9時間、有給休暇の取得率73%と紹介していました。社内のデータなので、配属される現場の忙しさは面接で確かめるとよいでしょう。

管理の信和コミュニティは水曜が定休日のシフト制、信和不動産販売の営業は火曜と水曜が定休日のシフト制です。会社によって休みの曜日が違うので、応募する会社の勤務体系を先に確かめておきましょう。

キャリアアドバイザー 小竹
同じグループでも、会社によって休みの曜日や勤務時間が違います。気になる求人が複数あるときは、会社ごとの働き方を並べて比べてみてくださいね。

福利厚生には、定年68歳までの退職金や確定拠出年金のほか、自社ビルの社員食堂とトレーニングジムがあります。出産祝い金は1人目30万円、2人目50万円で、3人目以降は200万円以上です。家族の人数に応じた家族手当もあり、採用サイトでは4人家族で月6万円の例を紹介しています。年1回の社員旅行や、甲子園の年間シートの利用など、グループの施設を使った制度も用意されています。

信和グループに向いている人・向いていない人

ここまで見てきた年収の仕組みと働き方から、信和グループに向いている人と向いていない人を整理します。

向いている人

  • マンションの施工管理で所長を目指す人
    所長の求人は800万〜1,200万円で、役職ごとに年収の幅が示されています。
  • 関西で家から通える現場で働きたい人
    大阪の現場は大阪市内と京阪神が中心で、直行直帰が基本です。
  • 開発から管理までつながる仕事に関わりたい人
    土地の仕入れから建設、販売、管理までをグループで手がけています。

向いていない人

  • 平均年収で会社を選びたい人
    平均年収は公表されておらず、求人の幅で判断することになります。
  • 40歳以上で1級の資格がなく、所長を目指す人
    所長の求人は、40歳以上だと1級建築施工管理技士が必須です。
  • 戸建て住宅の仕事を続けたい人
    グループの中心は、マンションやホテルなどの大きな建物です。

マンションの建設に強いほかの会社の年収と比べたい人は、ファーストコーポレーションの記事も参考になるでしょう。

関連記事:ファーストコーポレーションの年収

まとめ

信和グループの平均年収は公表されていませんが、公式の求人では施工管理の所長が800万〜1,200万円です。転職を考えるときは、次の点を押さえておきましょう。

  • 年収は会社と職種、役職で決まる。応募する会社と職種を先に決める
  • 施工管理は若手400万〜550万円、次席600万〜800万円、所長800万〜1,200万円
  • 所長は経験5年以上、40歳以上は1級建築施工管理技士が必須
  • 賞与は年2回、表彰は年間MVPで200万円。賞与の月数の実績を面接で聞く
  • 施工管理は土日休みが原則。会社ごとに休みの曜日が違う

自分の経験でどの求人に応募できるか、年収の幅のどこから始められるかは、求人票だけでは分かりません。住まキャリでは、住宅・不動産業界に詳しいキャリアアドバイザーが、求人選びから年収の交渉まで無料でサポートしています。面接では聞きにくいことも、気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

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