大和財託の年収|新卒576万円・職種別の給与とモデル年収

「大和財託の年収は本当に高い?」
「中途で入ると、いくらもらえる?」

求人で「年収1,000万円以上」といった数字を見て、本当にもらえるのか気になっている人は多いでしょう。上場していないので、平均年収を調べても見つからなかった人もいるかもしれません。

大和財託は平均年収を文字では公開していませんが、新卒の総合職でも東京で理論年収は576万円です。中途の求人は職種ごとに提示年収が決まっていて、営業は成果しだいで大きく伸びます。

この記事では、住まキャリの求人データも交えながら給与の仕組みと職種別の年収、働き方を解説していきます。

目次

大和財託の平均年収は公開されていない|新卒は576万円から

大和財託は上場していないため、有価証券報告書のように平均年収を示した資料がありません。そこで年収の目安になるのが、公式の採用サイトに載っている新卒の理論年収と、求人ごとの提示年収です。

大和財託の会社概要

項目内容
社名大和財託株式会社(やまとざいたく)
設立2013年7月
本社東京(渋谷)・大阪(梅田)
拠点名古屋支社・福岡支店・仙台支店
資本金1億円
売上高367億1,800万円(2025年8月期)
主な事業収益不動産の企画・建築・売買、土地活用、建築請負、賃貸管理(グループの大和財託リーシング)

収益不動産とは、家賃収入を得るためのアパートやマンションのことです。大和財託は土地や建物の仕入れから設計・建築、入居者募集と売却、賃貸管理までをグループで行っています。

営業・技術・管理のどの職種でも、不動産投資の仕事の全体に関わりやすいでしょう。

新卒の理論年収と月給の内訳

公式の採用サイトにある新卒の募集要項では、理論年収を次のように示しています。理論年収とは、会社が示す1年目の年収の目安です。

職種・学歴東京勤務大阪・名古屋勤務
総合職(大学卒以上)576万円540万円
建築技術職(大学卒以上)576万円540万円
建築技術職(高専・専門学校卒)468万円432万円

※2026年10月時点の新卒募集要項の内容です。総合職の勤務地は東京と大阪です。

参考:総合職 募集要項|大和財託 新卒採用

東京勤務の総合職の月給は36万7,500円で、そのうち基本給は25万1,010円です。これに45時間分の固定残業代8万6,490円と、地域手当3万円が加わります。

固定残業代とは、決まった時間分の残業代を毎月あらかじめ払う仕組みで、45時間を超えた分は別に支払われます。大学を出た新卒でも、1年目の理論年収は500万円台です。

売上の伸びと賃上げ

売上高は、第12期の220億4,600万円から第13期(2025年8月期)の367億1,800万円に増えました。1年でおよそ1.7倍の伸びです。

大和財託は2017年に新築アパートの供給を、2018年に土地活用と建設業を始めました。その後は東京・名古屋・福岡・仙台へと拠点を広げ、求人票にも「新規事業拡大に伴う増員募集」と書かれています。

業績の伸びを受けて、2023年には全社員を対象に平均10%の賃上げを行いました。2026年9月にも、今期の賃上げを採用サイトで発表しています。会社の成長を社員の給与に回している会社といえます。

参考:会社情報(会社概要・財務状況)|大和財託株式会社
参考:全社員を対象に平均10%の賃上げ ~2024年新卒年収560万円~|大和財託株式会社

年収を決めるミッショングレード制とインセンティブ

大和財託の給与は、役割に応じた等級と、成果に応じた賞与やインセンティブで決まります。任された役割と成果によって、年収が変わります。

等級で月給、ミッションの達成度で賞与が決まる

大和財託は「ミッショングレード制」という評価制度をとっています。会社が求める役割に応じて社員の等級と毎月の給料が決まり、等級ごとのミッションをどれだけ達成したかで賞与が決まります。

成果を上げれば、昇給のチャンスは年2回です。入社した時の等級が年収の出発点になるので、面接では等級の決め方とミッションの中身を確かめておきましょう。

インセンティブがある営業の求人

大阪の土地活用営業(経験者向け)や東京の用地仕入営業などの求人では、賞与に加えてインセンティブが年2回支給されます。成果がそのまま年収に反映されるので、契約を重ねるほど年収は伸びやすくなります。

住宅営業の歩合やインセンティブの相場を知りたい人は、住宅営業のインセンティブ相場の記事を読んでみてください。

モデル年収と提示年収の違い

求人を見るときに注意したいのが、モデル年収と提示年収の違いです。提示年収は、求人票の給与欄に書かれた入社時の年収の幅です。モデル年収は、社員の年収の例として求人票に載っています。

たとえば東京の土地活用営業(業種・職種未経験歓迎)の求人は、給与欄の理論年収が576万〜684万円です。一方、同じ求人のモデル年収には「27歳・入社2年目で960万円」「31歳・入社6年目で1,600万円」が並んでいます。

住まキャリの求人一覧では、このモデル年収の金額が年収として表示されている求人もあります。入社時の年収は給与欄の理論年収で考え、モデル年収は成果を出したときに伸びる例として見てください。

キャリアアドバイザー 小竹
インセンティブは支給の時期と計算の対象を聞いておくと、1年目の年収を見通しやすくなります。

職種別の年収(住まキャリ掲載求人より)

住まキャリには、大和財託の営業・施工管理・設計・コーポレートの求人が掲載されています。主な求人の提示年収(給与欄の理論年収)は次のとおりです。

職種(勤務地)提示年収求人のポイント
土地活用営業(東京)576万〜684万円業種・職種未経験歓迎
土地活用営業(大阪)778万〜1,828万円経験者向け・インセンティブ年2回
資産運用コンサルティング営業(東京)684万〜1,455万円問い合わせのあったお客様への反響営業
不動産用地仕入営業(東京)684万〜1,455万円デベロッパー出身者を歓迎
ゼネコン建築請負営業(東京)786万〜1,864万円法人向け・組織の立ち上げ
木造建築施工管理(名古屋)675万〜1,118万円転勤なし・土日祝休み
RC造建築設計(東京)711万〜1,300万円設計に専念できる環境
戦略総務(大阪)540万〜778万円未経験から挑戦できる
コーポレートスタッフ職・総務法務事務(大阪)420万〜555万円土日祝休み

※2026年10月6日時点で住まキャリに掲載している求人の給与欄の金額です。固定残業代(多くは45時間分)を含み、募集が終了している場合があります。

営業職は、業界未経験向けの576万円から、経験者向けで上限が1,800万円を超える求人まで幅があります。技術職は675万円以上から始まり、コーポレート職は400万〜700万円台が中心です。

土地や物件を仕入れる仕事の流れを知りたい人は、不動産仕入れ営業とはの記事を読んでみてください。

営業の仕事は5種類

新卒の総合職の募集要項では、営業系の仕事として次の5つを挙げています。中途の求人も、多くはこの5つのどれかの募集です。

  • 用地仕入
    仲介業者を通じて、土地や建物を買い付けます。
  • リーシング
    賃貸仲介業者を通じて、空室に入居者を決めます。
  • 資産運用コンサルティング
    お客様の資産の相談に乗り、不動産を使った運用を提案します。
  • 賃貸管理
    オーナーと入居者、工事業者の間に立って物件を管理します。
  • 建築請負営業
    土地を持つ人に、新築アパートやマンションの建築を提案します。

大和財託は、オーナーの利益を最大にすることを仕事の軸に掲げています。どの仕事でも、オーナーの利益をどれだけ増やせたかが成果になるでしょう。

モデル年収の例

職種ごとのモデル年収の例は、次のとおりです。

職種モデル年収の例
土地活用営業27歳・入社2年目で960万円/37歳・入社3年目で1,550万円/31歳・入社6年目で1,600万円
資産運用コンサルティング営業28歳・入社6年目で1,000万円/32歳・入社3年目で1,000万円/34歳・入社8年目で1,300万円
不動産用地仕入営業26歳・入社3年目で800万円/29歳・入社3年目で1,500万円/32歳・入社7年目で1,600万円
木造建築施工管理27歳・入社1年目で654万円/32歳・入社2年目で766万円/33歳・入社4年目で1,022万円

用地仕入営業では、同じ入社3年目でも800万円と1,500万円の例が並んでいます。年次よりも成果によって、年収が大きく変わる会社といえます。

施工管理の経験を活かした働き方は、施工管理のキャリアパスの記事も読んでみてください。

住宅・不動産業界の求人と比べると(住まキャリ求人データ)

大和財託の提示年収を、住宅・不動産業界のほかの求人と比べてみましょう。住まキャリに掲載中の求人から、近い職種の年収レンジを集計すると次のとおりです。

職種想定年収の下限(中央値)上限(中央値)最高提示額
売買仲介500万円900万円2,000万円
不動産開発495万円800万円1,710万円
施工管理420万円650万円1,500万円
設計職400万円720万円1,600万円

※住まキャリ掲載求人を参考にした数値(2026年10月時点)

大和財託の木造建築施工管理は675万円から、RC造建築設計は711万円から始まります。施工管理と設計職の求人の上限の中央値(650万円・720万円)と同じくらいの水準が、入社時の下限です。

技術職は、木造やRC造の自社物件の設計と施工管理を担当します。設計職は用地を仕入れる前のプラン検討から関われると、新卒の募集要項で説明しています。

用地仕入営業の684万円も、不動産開発の求人の下限の中央値(495万円)を大きく上回る水準です。経験のある人なら、業界の相場より高い提示額を期待しやすいといえます。

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働き方|休み・残業・転勤・福利厚生

年収と並んで確かめたいのが、休みや残業、転勤の条件です。大和財託は、職種によって休みの曜日が違います。

営業はシフト休み、技術職とコーポレート職は土日祝休み

営業職は、火・水・土・日のうち週2日を休むシフト制です。施工管理や設計、コーポレート職は土日祝が休みで、どの職種も年間休日は120日です。

営業は、土地のオーナーや投資家の都合に合わせて週末に打ち合わせをすることがあるためと考えられます。土日に休みたいなら、技術職かコーポレート職を選ぶとよいでしょう。

固定残業代と残業時間

大和財託の月給には、多くの求人で45時間分の固定残業代が含まれます。新卒の建築技術職の募集要項では、平均の残業時間を25〜45時間としています。

前職の月給と比べるときは、固定残業代を除いた基本給でも比べておきましょう。

転居を伴う異動

新卒の募集要項では、本人の承諾が無い転居を伴う異動は、現状行っていないと説明しています。全社員が半期に1回、挑戦したい仕事や異動の希望を会社に伝えるキャリア申告制度もあります。

住む場所を変えずに、希望するキャリアを会社に伝えながら働けるでしょう。

福利厚生

新卒の募集要項に載っている主な福利厚生は、次のとおりです。

  • 家賃手当(月2万円・規定あり)と、会社が借り上げた賃貸住宅(シャトク)
  • 宅建資格手当(月5,000円)と資格取得奨励金
  • 選択制の企業型確定拠出年金
  • 医療・がん治療のサポート制度
  • 社員研修旅行、会社負担の定例食事会

定年は60歳(施工管理職は65歳)で、再雇用制度もあります。大和財託は、ホワイト企業認定の最高ランク「プラチナ」を取得していると採用サイトで紹介しています。

大和財託に向いている人と転職の進め方

大和財託は、成果を年収に結びつけたい人や、不動産投資の仕事を幅広く経験したい人に向いている会社といえます。

向いている人

  • 成果で年収を伸ばしたい営業職の人
    インセンティブが年2回あり、モデル年収には入社2〜3年目で1,000万円を超える例もあります。
  • 不動産投資の仕事を幅広く経験したい人
    仕入れから建築、売却、賃貸管理までをグループの中で行っています。
  • 施工管理・設計の経験を高い年収につなげたい人
    提示年収は、業界の求人の相場を上回る水準から始まります。
  • 住む場所を変えずに働きたい人
    本人の承諾が無い転居を伴う異動は行っていません。

向いていない人

  • 営業で土日に休みたい人
    営業職は週末を含むシフト制です。
  • 固定給だけで安定した年収を望む人
    賞与はミッションの達成度で、インセンティブは成果で変わります。

転職の進め方

業界未経験から挑戦するなら、東京の土地活用営業や大阪の戦略総務のように、未経験を歓迎する求人が入り口になります。不動産営業の経験がある人は、用地仕入営業や資産運用コンサルティング営業でこれまでの経験を活かせるでしょう。

採用サイトの社員インタビューには、異業種から資産運用コンサルティング営業に転じ、課長になった社員も登場します。施工管理や設計の経験者は、木造とRC造のどちらの経験を活かすかで求人を選んでください。

不動産営業の種類と、未経験からの選び方は次の記事で解説しています。

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大和財託の採用サイトでは、営業の仕事を15分ほどで紹介するオンライン説明会も開いています。応募する前に仕事の中身を知っておくと、職種を選びやすくなるでしょう。応募を迷っている段階でも、準備物のいらないWEB面談を受けられます。

まとめ|大和財託は成果しだいで年収を大きく伸ばせる会社

大和財託の年収について、押さえておきたい点を振り返りましょう。

  • 平均年収は公開されていないので、新卒の理論年収と応募する職種の提示年収で考える
  • 入社時の年収は給与欄の理論年収で見て、モデル年収は成果を出したときに伸びる例として見る
  • 入社時の等級、ミッションとインセンティブの決め方を面接で確かめる
  • 土日に休みたいなら、営業職ではなく技術職かコーポレート職を選ぶ

成果で年収が大きく変わる会社では、入社前に給与の内訳と評価の仕組みを確かめておくと安心です。住まキャリでは、住宅・不動産業界に詳しいキャリアアドバイザーが求人選びから条件の確認まで無料でサポートしています。気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

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