補助金の申請書たたき台をAIで作る|住宅会社が1件7〜15万円減らす使い方

2026/09/05
補助金申請を丸ごと外注すると1件10〜20万円。たたき台をAIで作ると3〜5万円。1件7〜15万円が浮く

要件の読み解きとたたき台はAIに。専門家には確認だけ頼む形にすると1件7〜15万円減ります

住宅業界は、補助金の制度が毎年動きます。省エネ、子育て世帯向け、リフォーム。名前も要件も金額も変わるので、社内に詳しい人が育ちません。

だから外注することになります。1件10万円から20万円。年に何件も申請する会社なら、それだけで100万円を超えます。

この記事は、その全部を自社でやろうという話ではありません。減らせる部分と、専門家に残す部分を分ける話です。

外注10〜20万円が、3〜5万円になる

まず金額です。

外注10〜20万円、AI下書き+専門家確認3〜5万円、差7〜15万円、年10件なら70〜150万円
外注10〜20万円、AI下書き+専門家確認3〜5万円、差7〜15万円、年10件なら70〜150万円

丸ごと外注すると1件10万円から20万円。要件の読み解きと申請書のたたき台をAIに作らせ、専門家には内容の確認と最終判断だけをお願いする形にすると、1件3万円から5万円です。

差額は1件あたり7万円から15万円。年に10件出す会社なら、年間70万円から150万円になります。

これは現金型です。専門家への支払いが実際に減ります。

AIが得意なのは「読む」ところです

補助金の申請でしんどいのは、書くことより読むことです。

公募要領がPDFで50ページ、Q&Aが別に30ページ。そこから「うちの案件は対象か」「どの区分で出すか」「何の書類が要るか」を拾い出す。ここに一番時間がかかります。

AIに任せる要件の読み解きと下書きと、専門家に残す最終判断の分担
AIに任せる要件の読み解きと下書きと、専門家に残す最終判断の分担

AIに任せられるのはこの部分です。

  • 公募要領から、対象要件と除外要件を一覧に起こす
  • 必要書類のチェックリストを作る
  • 過去の交付事例と、自社の案件の条件を突き合わせる
  • 申請書の記載欄に沿って、たたき台の文章を作る
  • 提出前に、記入漏れと数字の不一致を洗い出す

専門家に残すのはこの部分です。

  • 対象になるかどうかの最終判断
  • 制度の解釈が分かれるときの見解
  • 加点項目をどう組み立てるか
  • 提出書類の妥当性の確認
  • 申請書類の作成を業として代行すること

最後の1つは大事なので補足します。他人の申請書類を報酬をもらって作成することは、行政書士など資格を持つ人の業務です。 この記事が扱っているのは、自社の申請書を自社で作るときに、その下書きにAIを使うという話です。

補助金は、落ちると全部ゼロです

正直に書きます。ここが契約書の記事と同じところです。

補助金の審査は、要件を1つ外すと不採択になります。「たぶん対象だと思う」で出して落ちたら、かけた時間が丸ごと消えます。金額が大きいほど、外注費をケチった結果が高くつきます。

AIに要件を読ませる3つの手順。根拠のページを出させる、対象と言い切らせない、専門家に確認を通す
AIに要件を読ませる3つの手順。根拠のページを出させる、対象と言い切らせない、専門家に確認を通す

だから、使い方に3つ条件をつけています。

  • 根拠のページを必ず出させる。 「公募要領の何ページに書いてあるか」を答えさせて、人がそこを開く。AIの要約だけを信じない
  • 「対象です」と言い切らせない。 「対象になる可能性がある条件」と「外れる可能性がある条件」を両方挙げさせる
  • 提出前に専門家を1回通す。 ここを飛ばして浮かせようとすると、この記事の趣旨から外れます

つまり、専門家に払う金額をゼロにする話ではなく、専門家に読ませる部分を減らす話です。整ったたたき台を持ち込めば、確認だけなら費用は下がります。

御社の件数で計算します

式はこれだけです。

(今の1件あたりの外注費 − 3〜5万円)× 年間の申請件数 = 年に減る費用

件数別。年5件で35〜75万円、10件で70〜150万円、20件で140〜300万円が減る
件数別。年5件で35〜75万円、10件で70〜150万円、20件で140〜300万円が減る

年5件なら35万円から75万円、年20件なら140万円から300万円です。

住宅会社の場合、申請するのは施主の分でもあります。手続きが速い会社は、それ自体が受注の理由になります。金額だけの話ではありません。

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