
売買仲介の一次チェックを1時間から20分に。任せない部分を先に決める
このシリーズで、一番慎重に書く記事です。
契約書と重要事項説明書は、間違えると会社が飛びます。だから最初に結論を書きます。AIに任せるのは一次チェックまでで、最終確認は宅建士のままです。 ここを動かす話ではありません。
そのうえで、一次チェックにかかっている時間は減らせます。
売買仲介の現場では、契約書と重説の確認にだいたい1件1時間かかります。
やっていることは、おおむねこの4つです。

月20件で20時間。営業の人件費を会社負担ベースで時給3,000円とすると、月6万円です。
AIに一次チェックをさせると、1件20分になります。月20件で6.7時間。差は13.3時間、月4万円分です。
金額としては、このシリーズの中では小さいほうです。それでも書く理由は、ここが一番ヒヤリとする作業だからです。
線引きを先に決めます。ここが曖昧なまま導入すると、事故が起きます。

AIに任せるのは、機械的な照合だけです。
人が判断するのは、意味の解釈です。
宅建士の記名押印が要る書類の責任は、当然ながら移せません。 AIは「ここの数字が資料と違います」とは言えますが、「この特約で問題ない」とは言えません。言ったとしても、それは根拠のない出力です。
正直に書きます。ここが一番怖いところです。
AIは、確認できていないことも断定口調で書いてきます。「記載に問題はありません」という出力が返ってきたとき、それは確認した結果ではなく、そう書いただけの可能性があります。
だから使い方を変えます。

つまり、AIは「見るべき場所を先に教えてくれる人」であって、「見てくれる人」ではありません。この位置づけを社内で共有できていれば、20分は現実的です。
式はこれだけです。
(今の1件あたりの分数 − 20分)× 月の件数 ÷ 60 × 3,000円 = 月に戻る金額

月10件なら2万円分、月40件なら8万円分です。
金額よりも、確認の質が上がることのほうが大きいと思っています。転記ミスは、疲れているときに起きます。機械が先に洗い出してくれれば、人は判断に集中できます。
30分いただければ、御社の書式で試してみます。無料です。実際の契約書1件で、AIが何を見つけて何を見落とすかを一緒に確認するところから始めます。
報酬は成果報酬だけです。先にいただくお金はありません。2週間動かして実際に浮いた金額の30%を、6ヶ月だけいただきます。効果が出なければ0円です。
御社の数字で、いくら戻るか計算します。
30分・無料。報酬は成果報酬だけで、効果が出なければ0円です。