採用ストーリー優秀なアドバイザーに、正しく還元する|連載 優秀なキャリアアドバイザー論 #06ここまで、優秀なCAとは「引き出し、つなぎ、決め、続ける人」であり、それをどんな球にも再現できる人だと書いてきました。最終回は、そういう人にUMJがどう報い記事を読む 
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極論を言います。どんな球が来ても打てるのが、優秀なキャリアアドバイザーです。ここでいう「球」とは、求職者のことです。住宅営業の人も工場の技術者も、メンバーも管理職も、20代の第二新卒も50代のベテランも。どんな求職者が来ても、納得できる転職まで導ける。前回の4つの条件を、どんな求職者にも再現できる人です。今回は、その根拠を詰めていきます。
CAのところに来る求職者は、大きく4つの点で違います。

求職者の業界や職種の知識は、勉強すれば追いつけます。右の列の「導き方」は、一度身につければどんな求職者にも使えます。優秀なCAとは、この導き方が強く、初めてのタイプの求職者にもすぐ対応できる人です。
「この業界の人しか決められない」「若手は得意だけど、管理職は苦手」。これでは、求職者を選んでいることになります。求職者は選べません。だから、どの球も打てる人が強いのです。
厚生労働省は、業種や職種が変わっても通用する力を「ポータブルスキル」として整理しています。もともとは人材サービス業界の団体(人材サービス産業協議会)が開発した考え方です。
中身は、専門知識を除いた「仕事のし方」と「人との関わり方」です。仕事のし方は、現状の把握、課題の設定、計画の立案、課題の遂行、状況への対応の5つ。人との関わり方は、社内、社外、上司、部下への対応の4つです。
CAの仕事に当てはめると、よく分かります。経歴を読んで現状をつかむ。この人の本当の課題を決める。内定までの道筋を引く。想定外の辞退や条件変更に対応する。そして、求職者と企業のどちらにも信頼される。どれも、業界が変わってもそのまま使える力です。

第2回で紹介したビズリーチの表彰にも、それを示す実例があります。あるヘッドハンターは、2023年に金融部門、2025年と2026年に商社部門でMVPを受賞しています。業界が変わっても、トップでい続けているのです。
本人は受賞コメントで、企業の課題に寄り添うことと、候補者の可能性を引き出すことの両立を大事にしてきたと語っています。業界の知識ではなく、どの業界でも変わらない「向き合い方」を挙げているのが印象的です。
逆のデータもあります。ITエンジニア405名への2026年の調査では、担当CAの60.5%が元ITエンジニアでした。それでも、エージェント経由で入社した人の63.0%が、1年以内の早期離職を経験しています。
業界を知っていることは武器です。でもそれだけでは、「この人にとって続く仕事か」までは見極められません。球を知っていることと、球を打てることは別の力です。


UMJは住宅・不動産と製造業に特化しています。特化すると、同じ業界の求職者を数多く担当できます。その中でも、年齢も職種も悩みも一人ひとり違う。打つ球の数が、型を磨きます。
その上で、新しい業界に挑戦したい人も歓迎しています。型があれば、求職者の業界が変わっても転職まで導けるからです。特化で型を磨き、新しい業界の求職者でその型を証明する。それが、UMJが考える「どんな球も打てるCA」の育ち方です。
次回は、国と人材紹介の業界団体が定める「優良な紹介事業者」の基準から、「信頼されるアドバイザー」を考えます。
連載「優秀なキャリアアドバイザー論」 第3回/全6回
▶ 次の回:#04 業界のルールから見る「信頼されるアドバイザー」
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